「ドラゴンアイ」開眼間近 岩手・八幡平の絶景
by 毎日新聞岩手県八幡平市の八幡平(標高1613メートル)山頂付近の鏡沼に、雪解けシーズンだけ見ることのできる「八幡平ドラゴンアイ」が姿を現し始めた。新型コロナウイルスの影響で県をまたいだ移動は6月1日から段階的に緩和されるが、今年は同月中旬ごろまで楽しめそうだという。
八幡平市観光協会によると、ドラゴンアイは直径約50メートルの沼が中心部を残して雪解けし、竜の目玉のように見える約2週間だけの景観。オオシラビソの緑や青い空に映え、遠くに岩手山も望める景観は、インスタグラムなどで海外でも話題になっている。
山麓(さんろく)と秋田県境の山頂レストハウスを結び、「雪の回廊」が楽しめる八幡平アスピーテライン・樹海ラインは、5月27日から夜間通行止めが解除された。ドラゴンアイはレストハウスから徒歩約15分だが、残雪や天候急変もあり、雨具や長靴が必要だ。【中尾卓英】