西武、ニールが開幕投手へ 紅白戦好投、辻監督「いけるなと感じている」
西武の辻発彦監督が29日、ニール投手に開幕投手を任せる方針を示した。メットライフドームで行われた紅白戦で4回1安打無失点と好投したのを見届けた後に取材に応じ「そういう気持ちではいる。投球を見たら、いけるなと感じている」と語った。
緊急事態宣言が解除後、主力組では初めて行われた紅白戦だった。ニールは先発して持ち味の打たせて取る投球を披露。48球で上々の仕上がりを見せ「久々に試合で投げたことを考えたら、自分でも驚くぐらい、いい感覚で投げられた」と満足そうに振り返った。
昨季は来日1年目ながらチームトップの12勝を挙げた。当初予定されていた3月20日の開幕戦でも先発を任されるはずだった。約3カ月遅れで大役を務める見込みとなり「開幕戦を任されるのは、チームの投手陣を引っ張っていくという意味もある。夢がかなったと言っても過言ではない」と話した。