スポーツ庁・鈴木長官、代替大会「安全に開催を」

 スポーツ庁の鈴木大地長官は29日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された全国高校野球選手権大会(甲子園)や全国高校総合体育大会(インターハイ)などに代わる場として各地で検討されている代替大会について、地域の感染状況などに応じ、開催を判断すべきだとの考えを示した。「安心安全を担保した上で開催をしてもらいたい」と述べた。

 スポーツ庁は2020年度第2次補正予算案で、開催支援に8億円を計上した。鈴木長官は「部活動の集大成としての晴れ舞台を設定する」と目的を説明した。

 10月に鹿児島県で予定されている第75回国民体育大会の開催については「関係者が多い。調整が必要で慎重に協議したい」と述べ、県などと6月に判断する見通しを強調した。プロ野球が6月19日に開幕することには「明るいニュース。(感染予防策などの)ガイドラインを徹底し、慎重に試合を開催してほしい」と話した。