イタリア杯6月13日再開案にミラン会長が反発「質の高い試合を届けるのは重要だが」
ACミランのパオロ・スカローニ会長が28日、イタリアメディア『ANSA』のインタビューを受け、来月に再開する見込みのコッパ・イタリアに苦言を呈した。
新型コロナウイルスの影響により3月9日からリーグが中断するセリエA。今月に入り、新規感染者の減少を受けて、各クラブの練習が解禁されていたが、イタリアのヴィンチェンツォ・スパダフォーラスポーツ大臣は、6月20日にセリエAを再開することを発表した。一方、準決勝および決勝の3試合が残るコッパ・イタリアについては、6月13、14日および17日に開催することを示唆。これに対し、ACミランのスカローニ会長は、日程に問題があるとして反発している。
「数カ月のロックダウン(都市封鎖)を経て、ファンにクオリティの高い試合を届けることの価値は理解できる。しかしスポーツの観点から見ると、イタリア杯のような重要なタイトルであるにも関わらず、わずか3日ほどの間隔で2試合を行い、決めてしまうのは物議を醸すものだと考える。チームは3カ月にわたる活動停止期間を終えてピッチに上がるというのに」
なおイタリア杯は準決勝セカンドレグからの再開となる。ACミランは2月13日にホームで行われたユベントスとのファーストレグを1-1とドローで終えており、決勝進出のためには、敵地で開催される第2戦で勝利を求められる。もう一方の対戦カードはナポリ対インテルミラノ。第1戦はインテルミラノのホームで行われ、1-0とナポリが勝利を収めている。(Goal.com)