https://www.cnn.co.jp/storage/2020/05/28/310e5f4c651db691bb41de2a74140cc9/t/768/432/d/japan-remote-cheerer-app-super-169.jpg
無観客試合を行う選手たちにリモートで声援を送れる新たなシステムが登場した/Yamaha Corporation

リモートの声援がスタジアムに届く 日本発の新アプリ

(CNN) 無観客試合の選手たちに自宅のソファから送る声援が、スタジアムに届いたら――。楽器大手ヤマハが開発している「リモートチアラー」は、インターネットを通してそんな願いをかなえるシステムだ。

ファンが専用アプリ上で歓声や拍手のボタンを押すと、スタジアムではそれに応じてスピーカーから音が流れる。観客席はチーム別になっていて、どのエリアから音を出すかを選ぶこともできる。

ヤマハは今月13日、サッカーJリーグのジュビロ磐田がホームゲームに使う静岡県袋井市のエコパスタジアムで初の実験を行った。

  

  

ジュピロ事業戦略本部の柳原弘味氏は、「新型コロナウイルス対策の無観客試合や応援制限を考えると、このシステムは選手たちの力になり、ファンがそばにいるような気持ちにさせてくれるだろう」と歓迎の意を表した。

日本のスポーツチームは緊急事態宣言の解除を受け、活動再開に向けて準備を始めている。プロ野球リーグは6月19日の開幕が決まり、Jリーグもその後に続く見通しだ。

韓国のサッカーKリーグでは今月、FCソウルが無人の観客席に配置したマネキンに対し、成人向け人形だったとする批判が集中。同チームは1億ウォン(約1000万円)の制裁金を支払って謝罪した。