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北海道コンサドーレ札幌GKク・ソンユンがKリーグ・大邸FCに完全移籍【拡大】

北海道コンサドーレ札幌GKク・ソンユンがKリーグ・大邸FCに完全移籍

 北海道コンサドーレ札幌は29日、韓国代表GKク・ソンユンが韓国1部の大邸FCに完全移籍することを発表した。

 ク・ソンユンは1994年生まれの25歳。2012年に来日し、セレッソ大阪U-18に加入。翌年にトップチーム昇格を果たした。2015年に当時J2に所属していた札幌へ完全移籍で加入すると、初年度から主軸として活躍。2016年にはクラブのJ1昇格に大きく貢献した。昨季の明治安田生命J1リーグでは33試合に出場。今季も開幕戦の柏レイソル戦にフル出場していた。

 また、韓国代表としてもパウロ・ベント現体制において、2019年9月の親善試合でA代表デビューを飾っていた。

 ク・ソンユンはMFクォン・チャンフン(フライブルク)、DFチョン・スンヒョン(蔚山現代)と同じく1994年生まれであるため、韓国での兵役義務が近づいている。規則では兵役を遂行する前年までには、Kリーグクラブに所属する必要があるという。

 同選手はクラブを通じ、「新型コロナウイルスで大変な状況ですが、このようなお知らせになり申し訳ないと思っています。今シーズン、頑張って皆さんと一緒に戦って、チームの目標であるACLやリーグタイトルを目指して頑張りたかった」とコメントしつつも、「自分には国の義務があります。早く戻ってきたいという思いがあり、予定より早く帰国することに決めました」と移籍決断の理由を明かした。

 この決断を「皆さんにご理解いただきたいと思います」とし、「韓国のチームでは、人間として選手としてもっと成長して、いつかまた札幌に戻ってきてプレーして、皆さんと熱い試合をしたいです」とコメントした。

 思い返せば「コンサドーレに来るまではベンチにも入れない選手でした。僕の能力を信じて加入させてもらって、開幕戦から起用してもらいました。そこから皆さんに応援してもらって、自分の人生が180度変わるくらい、いろんなことがありました」と回想。「この6年間は忘れません。ありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。(Goal.com)