阪神・西勇が紅白戦に先発2回2安打無失点「最低限のすることはできた」

 阪神・西勇輝投手(29)が29日、甲子園での練習で行われた紅白戦に先発し、2回2安打無失点だった。

 「最低限のすることはできたので、よかった。ただ、よかった分、悪かったところがすごく目立ったかなと思う」

 白組の先発としてマウンドに上がると、一回はわずか11球で三者凡退に抑え、順調なスタートを切った。二回は先頭のボーアに高めの球を右前に運ばれ、その後1死一、二塁とピンチを背負ったが、梅野を三ゴロ併殺に料理した。

 3月20日のヤクルトとの練習試合(神宮)以来の実戦マウンドに「自粛期間が長かった分、試合勘も遠のいていた。(準備を)最大限にしたつもりだったが、もう少し気合が入るのかなと思った」と振り返った。

 6月19日の開幕に向け「3カ月ぶり(の実戦)で100%の力というのは、なかなか自分では想像できなかった。あとの3週間で仕上げていければいいかな」と気合を入れた。