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フジテレビ社長が木村花さん死去にコメント (C)ORICON NewS inc.

フジテレビ社長、木村花さん死去にコメント「慙愧の念に堪えません」

 フジテレビの遠藤龍之介社長は29日、同局が制作する恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラー・木村花さんが23日に亡くなった(享年22)ことについて、コメントを発表した。

 同日、新型コロナウイルスの影響で定例社長会見が中止となり、文書で報道各社の質問に回答。「今回の木村花さんの痛ましい出来事に対して、改めて心からのお悔やみを申し上げます。同時に番組制作の私どもがもっと細かく、継続的に、彼女の気持ちに寄り添うことができなかったのだろうかと慙愧(ざんき)の念に堪えません」とコメントした。

 また、「『テラスハウス』はリアリティーショーであり、主に若者の恋愛を軸に、それにまつわる葛藤や喜びや挫折などさまざまな感情を扱うものですが、刻々変化する出演者の心のあり方という大変デリケートな問題を番組としてどう扱っていくか、時としてどう救済していくかということについて向き合う私どもの認識が十分ではなかったと考えております」と見解を述べた。

 「以上のことを考慮したうえで、今回、既報の通り、同番組の制作、地上波での放送、およびFODでの配信を中止するとともに、今後、十分な検証を行ってまいります」と明かし、「最後になりますが、ネット上では、出演者や関係者などへの中傷も相次いでいると聞いており、大変、憂慮しております。そういったご批判は番組を制作・放送・配信していた我々が受けるべきものと考えていることを申し添えます」と伝えている。

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