アクションADV『シャンティ』最新作『Shantae and the Seven Sirens』PC/コンソール版発売。キュートなベリーダンスと変身能力で南の島を大冒険
by Yuki KurosawaアメリカのインディースタジオWayForwardは5月28日、アクション・アドベンチャーゲーム『シャンティ』シリーズの最新作『Shantae and the Seven Sirens』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam / GOG)およびNintendo Switch / PlayStation 4 / Xbox One / Apple Arcade。国内では、現在Steam版(3090円)とXbox One版(3500円税込)およびApple Arcade版が入手可能だ。Nintendo Switch版とPS4版の国内販売については交渉中であることが弊誌に伝えられている(関連記事)。
シャンティは長い髪をもち、ベリーダンスと変身能力を得意とするハーフ・ジーニー(半精霊)の女の子。いくたびも事件を解決してきた彼女は、スカイやボロなどの友人たちとともに南の島へバカンスにやってきた。そこでシャンティははじめて、自分以外のハーフ・ジーニーの少女たちと遭遇することになる。新たな出会いもつかの間、ハーフ・ジーニーたちは突然姿を消してしまう。同じく島を訪れていたライバルの女海賊リスキィ・ブーツ、そして7人の謎のセイレーンたちの影とともに、シャンティの新たな冒険が幕を開ける。
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本作は横スクロールの2Dアクションゲームだ。長い髪で敵を攻撃するほか、本作のシャンティは、ほかのハーフ・ジーニーと出会ったことで「フュージョンマジック」と呼ばれる力を手に入れる。この新たな能力は、「フュージョンフォーム」と「フュージョンダンス」のふたつの形をとって発現する。
フュージョンフォームは、ほかのハーフ・ジーニーの女の子から「フュージョンコイン」を受け取ることで使用が可能になる。この魔法を使うことでシャンティは南国ならではの生き物に変身し、フィールドを探索することができるのだ。従来の作品における変身能力と似ているが、異なる点は「ダンスをしなくても」即座に姿を変えることができるということ。この使用感は過去作『シャンティ -海賊の呪い-』における海賊アイテムと似ているだろう。たとえばボタンひとつでイモリに変身することで壁に飛び移って這い上がったり、トゲつきのカメの姿になることで岩石を打ち壊すといったアクションが可能だ。また「ガストロドリル」に変身した際は、やわらかい土を掘り進むことで新たなエリアを発見することができる。こうしたフュージョンフォームは全部で5種類が用意されている。
とはいえ、シャンティの魅力であるベリーダンスがなくなってしまったわけではない。「フュージョンストーン」と呼ばれるアイテムを手に入れたとき、彼女のダンスはよりスペシャルな魔法として帰ってくる。ほかのハーフ・ジーニーの力を借りることで、踊りを披露したシャンティはモンスター娘のような特別な姿に変身。周囲の環境に影響を及ぼす強力な力を発揮するのだ。隠されたオブジェクトを発見したり、電気じかけの機械を作動させたり、さまざまな効力を発揮する。周囲の植物や生き物を癒す「リフレッシュダンス」を踊った際は、ミイラのモンスターさえ元気になって裸ん坊になるといったコミカルな演出も見られる。
このほかにも本作から登場した収集要素「モンスターカード」によるカスタマイズなど、ボリューミーなゲーム要素が用意されている。『Shantae and the Seven Sirens』は現在、日本国内においてはPC(Steam / GOG)版(3090円)とXbox One版(3500円税込)およびApple Arcade版が入手可能だ。Nintendo Switch版とPS4版の国内販売については交渉中であることが弊誌に伝えられている。
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