2020年Q1のウェアラブル機器、トップはApple Apple Watchの供給不足をAirPodsが補う

Appleはサプライチェーンの問題によるApple Watch供給不足にもかかわらず、出荷台数を伸ばした。

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 市場調査会社の米International Data Corporation(IDC)は5月28日(米国時間)、2020年第1四半期(1〜3月)のウェアラブル機器市場に関する報告書を公開した。同社の「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」によれば、市場全体では前年比29.7%増の7260万台。メーカー別トップシェアはAppleで、続くXiaomi、Samsung、Huaweiも前年比で成長を遂げた。

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ウェアラブルカテゴリーの推移

 Appleの出荷台数は2120万台で前年比59.9%の伸び。市場の約3割の29.3%を確保した。Apple Watchの出荷台数はサプライチェーンの問題で前年割れとなったが、Beats製品やAirPodsシリーズの好調により全体としては大きく伸ばした。

 スマートウォッチ、通常の腕時計を含むウォッチカテゴリーではAppleが26.8%のシェアでトップを維持し、前年同期から1.4ポイント上げたものの、台数ベースでは前年同期比で2.2%のマイナスとなった。2位のHuaweiはシェア15.2%で前年同期の6.4%から躍進。出荷台数も118.5%と大きく伸ばしている。

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ウォッチカテゴリーの推移

 ウェアラブル機器には、スマートウォッチ、リストバンド、イヤフォンやヘッドフォンなどのヒアラブルも含まれる。