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死んで学んで夢を彷徨うローグライトARPG『Dreamscaper』2020年夏にSteam他で早期アクセス配信開始へ、現在無料デモ配信中

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Afterburner StudiosとMaple Whisperingは5月27日、ローグライトARPG『Dreamscaper』の新規トレイラーを公開した。本作は4月よりデモ版となる『Dreamscaper: Prologue』をSteamにて無料で配信しており、早期アクセス配信開始を2020年夏に控えている。今後Nintendo Switch版のリリースが予定されているほか、PlayStation 4 / Xbox Oneについても可能性を検討しているとのこと。

本作はローグライク要素を含んだアクションRPGだ。プレイヤーは精神に問題を抱えた女性となり、夜ごとに見る悪夢との死闘を繰り返すことになる。つまり、夢に潜ることがダンジョン探索になっているわけだ。夢の中で力尽きるたびにキャラクターの成長要素はやり直しとなり、遊ぶたびに変わるフィールドや、その都度異なるアイテムの出現に適応しながら夢の世界を切り拓くことになるのだ。

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主人公は重いうつ病を患った女性のCassidy。幼いころから成績が悪く、どこか冷笑的で頭の固いところがあった彼女は非常に内向的に育ってきた。そんな彼女が唯一心の拠り所としていたのが、毎晩見る夢の中の世界だ。そこはどこか遠くへ連れ出してくれる、愛しい記憶だけを拾い集めた安らぎの空間だった。しかし現実の状況が変化するにつれ夢の世界にもほころびが生まれてくる。過去のつながりを断ち新たな街へと引っ越してきたCassidyは、かえって孤独を深めるようになった。やがて夢の中には不安や恐怖といった感情が侵入し、悪夢に襲われるようになる。Cassidyは自身の夢に悩まされながら、相談する相手もいなければ、どうやってそれについて話せばいいかもわからない。こうして彼女は無意識の世界で破滅から逃れるため、夢の中の孤独な戦いに挑むのだ。

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ゲームは昼間に過ごす目覚めの世界と、夜にダイブする夢の世界のパートに分かれている。覚醒の世界では彼女が引っ越してきた街「Redhaven」を散策することになる。バーや公園、ジムなどいくつかの場所を訪ねることができ、そこで出会う人々と交流することも。彼ら・彼女らと関係を育むことは本作の重要な要素のひとつだ。現実世界で希望や思い出を見つけることが、そのまま夢の世界でのCassidyの力となる。周囲の人との友情を強化することで、新たな武器・アイテム・能力がアンロックできるようになるのだ。

彼女が散らかったアパートでひとり眠りにつくと、夜の夢の世界での戦いが始まる。舞台となるのは彼女の頭の中にある6つのロケーションだ。かつて幸せに生まれ育ち、今は遠く離れてしまった「故郷の町」。引っ越してきてから孤独に陥り、なんとか適応しようともがいている「都会」。そしてかつて家族と訪れ、嵐の前の静けさをたたえる「キャンプ場」など。こうした場所を探索する中で、時おり失われた「記憶」を発見することもある。これらはしばしば特殊なイベントやチャレンジ、パズルをともなって現れるという。このほか、夢の世界では「強化の社」や「回復の廃墟」、「商人」といった存在も現れるという。

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そしてCassidyの無意識下にはびこるのが、彼女が抱えた暗い感情の数々だ。「怒り」「不安」などの心が姿をもち、敵として襲ってくる。特に強固な感情はボスキャラクターとして立ちはだかる。「孤独」「恐怖」「喪失」といった名前をもつボスたちは、それぞれがモチーフとなった感情にもとづいた固有の攻撃パターンを繰り出してくる。Cassidyはこれらの難敵を前に何度も死を繰り返しながら学習し、立ち向かうことになる。

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本作では戦闘に重きが置かれているという。戦闘で重要になるのは、間合いやタイミングの正確性、そして素早く反応するプレイヤーの反射神経だ。メイン/サブの攻撃を使い分け、敵を宙に浮かせる・壁に押し寄せる・地面に叩きつけるといった技で翻弄するのだ。またCassidyが現実で見たものが夢の世界の戦闘手段として持ちこまれることもある。ヨーヨーからボクシンググローブまで、多彩な武器を使い分けよう。遠距離用のウェポンも存在し、指先から銃弾を放つこともできれば、目からビームを放つ技も。また盾や足装備を使いこなし、敵の攻撃を華麗にかわすことも重要なテクニックだ。そしてもうひとつCassidyの力となるのが「Lucid Powers」と呼ばれる能力。これは彼女の周囲の夢をねじ曲げる力で、辺りを氷漬けにする・時間の流れを遅くするといった超現実的なパワーを発揮する。また夢の中では「砂とガラス」を集めることができ、消費することで新たな武器・能力・アイテムをアンロックすることも可能だ。

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夢の中を進むにつれ、徐々にCassidyにまつわる物語が明らかになる。本作のキャッチコピーはかのローグヴァニア『Dead Cells』をもじって曰く、「DREAM. DIE. WAKE. REPEAT.(夢見よ。死ね。目覚めろ。繰り返せ)」。何度もパーマデスでやり直しながら、Cassidyの精神の救済に挑むのだ。

本作の無料デモ『Dreamscaper: Prologue』はSteamにて配信中。また『Dreamscaper』早期アクセス配信はPC(Steam / GameJolt / itch.io)向けに今年夏より開始予定だ。今後はNintendo Switch版のリリースが予定されているほか、PlayStation 4 / Xbox Oneについても検討されている。また本作はIGNが開催する「Summer of Gaming 2020」のラインナップにも加えられており、6月24日に未公開コンテンツを含むゲームプレイ映像を蔵出しするという。気になる人は公式Twitterで最新情報をフォローしよう。