【吉田輝和の絵日記】今日のダンジョンは7分間!デッキビルドして進む"紙”ハクスラ『ブック・オブ・デーモンズ』

ダンジョンは、どの階層まで潜るのか予め決められます。

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!注意!本記事にはネタバレが含まれています。

今回プレイするのは、Thing Trunkが開発し505 Gamesから発売された『ブック・オブ・デーモンズ』のPS4版。本作は爽快なハック&スラッシュに、カードゲーム要素が加わった異色のダンジョンRPGです。

ハクスラもカードゲーム大好きな僕にはどストライクじゃないですか……!

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これらをプレイする時は毎回寝食を忘れます。そんな大好きなジャンルが組み合わさるなんて……どうなってしまうんだ!

ダンジョンに潜って地獄の悪魔を倒せ!

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地獄の底から現れた恐ろしい悪魔により、世界は絶望の淵に突き落とされた。放浪の旅から帰ってきた英雄が目にしたのは、かつての面影なく変わり果てた故郷の姿だった……。

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まずはキャラクター作成だ。絵本の世界が舞台だからか、キャラクターはペーパークラフト風に描かれていて可愛い。

ウォリアーの他にもローグやメイジといった職業も存在するが、この時点で選択出来るのはウォリアーのみ。キャラクター名を輝和にしてゲーム開始!

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ゲームの目的はシンプル。ダンジョンの下層へとひたすら潜っていくだけだ。

視点は『ディアブロ』風の見下ろし型で、キャラクターはボードゲームの駒のように道を進む。道の外にあるタルなどのオブジェクトは、カーソルを操作して破壊可能だ。

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最初の敵を発見!早速カードを使ってバトル開始だ……と思ったが、現在の手持ちカードはゼロ。カードでの攻撃以外に物理攻撃も可能なので、とりあえずぶん殴って戦う。

攻撃する時は敵の間近まで接近する必要はなく、多少離れていてもいい。

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出来るだけ安全圏からチクチクいかせてもらうぜ!

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その後見つけた宝箱の中からカードを発見した。

カードの種類は、回復ポーションなどのアイテムカード、敵を攻撃する呪文カード、スロットに組み込むことで永続的に効果が得られるアーティファクトカードの3つだ。

手に入れたカードはスロットに組み込むことで使用できるし、効果が発揮される。ゲーム開始時点では3つしか空きスロットがないので、どのカードを組み込むか悩ましいところだ。

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敵には属性がある。例えば氷属性の敵には燃える斧のアーティファクトカードが有効だ。

スロットへの装備はゲーム中いつでも可能なので、出現した敵に合わせて臨機応変に対応していくのが重要だろう。

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カード装備画面を開いている時は時間の流れがスローになるので、戦闘中でもカードの変更が可能だ。

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あくまでスローになるだけなので、敵の攻撃はこちらに迫ってきている。

出来るだけ迅速に……!

自分好みにカードを強化&デッキのカスタマイズ!

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ダンジョンから町に戻ってきた。

決めた階層まで進めば、町に帰還するかそのまま潜り続けるか選択出来るぞ。

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町ではカードの鑑定やスロットの拡張、カードの強化が可能だ。カードにはそれぞれレアリティがあり、伝説級のカードをゲットした時には、そらもうテンション上がりまくる!

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カードの強化は、素材カードを用意してお金を支払って行う。これまで敵をスタンさせる効果しかなかったカードが、強化により属性攻撃も可能になった。

はっきり言ってかなり強くなった。思い切って3段階目まで一気に強化して良かった!

カードを強化し終えたら次はデッキの構築だ。強化したカードを早速スロットに組み込もう。

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あーだこーだ考えているこの時間がとても楽しい!

しかし……

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強いカードは当然コストも大きいので使いにくい……そんなカードゲームの常識をすっかり忘れており、強化したばっかのカードを泣く泣くダウングレードさせた……。

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さて、準備も整ったしダンジョンに行こう。

本作では、あらかじめどの階層まで潜るか自分で設定出来る。「ちょろっとだけやりたいんだよな~」なんて気分の時は極小を選べばサクッと終わるのだ。かかる時間も予測してくれるので非常に有り難い!

地獄の底のマグマ風呂を目指して……

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階層の一番下では、巨大な悪魔がマグマのお風呂に浸かって待ち構えている。アヒルのおもちゃで遊んで上機嫌だ!

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階層を潜るごとにザコ敵も強力になってくる。

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地味に鬱陶しいのがゾンビ。死亡後に爆発して周囲に毒を撒き散らすのだ。

それに連続してダメージを与えると怒りメーターが溜まる敵は、強力なブチギレ攻撃をしてくるので非常に厄介だ。ちなみに、ダメージ床や毒は敵にも有効なので、怒りメーターのある敵と一緒に出てきたら要注意だ。

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自分でダメージ床踏んどいて、僕にキレてこないで……。

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さらに階層ごとに登場するボスもなかなかに厄介だ。

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毒や属性攻撃、ワープ移動などを繰り出してくるうえに、複数回体力をゼロにしないと倒せないのだ。後半になると弾幕シューティングばりの攻撃も……。

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そして、幾多のザコ敵やボスを倒して下へ下へと潜っていく。この階層のボスを倒せば、次はあの悪魔が居る地獄エリアだ。

「強化を重ねた最強のカードたちの前ではどんな敵でもイチコロだぜ!」と調子をこいていたのだが、中ボスに全てのカードを盗まれるイベントが発生。

まさかカード抜きで中ボスと戦うのか!?

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中ボス戦前の道中に盗まれたカードが落ちていた。

あ、一応返してはくれるのね……。

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ラスボス前の中ボスにしては、やることセコすぎない?

なんだその微妙な嫌がらせは……!


16時間ほどでクリアしました。敵に囲まれないように距離を取りつつ戦えば、特に詰まることなく進められると思います。

カードゲームよりハクスラ要素の方が強いので「カードゲームってなんか難しそう……」と心配している方でも安心です。ぶっちゃけカードなんて装備みたいなものです。

クリアした後もそのままウォリアーを強化できますが、他の職業で一から始めるのもオススメです。他の職業だと戦い方も登場するカードも違うので、新鮮な気持ちでプレイできますよ!

気になったところを挙げると、中ボスを倒した後に酒場の娘に話しかけると必ずフリーズするバグがありました(5月26日記事執筆時)。調べてみたのですが、オプションから言語を英語に変更するとフリーズを回避出来るようです。こまめにオートセーブされているので巻き戻りの被害は大きくありませんが……。

その他にもフリーズする箇所がいくつかあり、ゲーム自体は中毒性があって面白いだけに残念です。アップデートでの改善を期待しています。

『ブック・オブ・デーモンズ』は、PlayStation 4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PCを対象に配信中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。