皇后雅子さまが蚕に餌やり

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 皇后雅子さまは29日、皇居・紅葉山御養蚕所で、蚕に餌となる桑の葉を与える「給桑(きゅうそう)」の作業をされた。

 皇后さまは担当職員から生育状況などについて説明を受け、8~9センチに育った蚕の上に桑の葉を丁寧に置いていった。職員に「食べるのにどのくらいかかりますか」などと尋ねていた。

 皇室の養蚕は明治時代から代々の皇后が受け継いできた。例年は4種類の蚕を育てているが、今年は新型コロナウイルスの感染防止の観点から作業人員を減らしており、純国産種「小石丸」のみを育てている。【和田武士】