コロナ特別定額給付金巡り違法な貸付金返済迫る 組員に中止命令 福岡県警

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 政府の新型コロナウイルス対策で1人10万円が受け取れる特別定額給付金の話をして「まとまった金が入ると思う」などと告げ、違法な貸付金の返済を迫ったなどとして、福岡県警うきは署は29日、熊本県荒尾市に住む指定暴力団浪川会系組幹部(50)に、暴力団対策法に基づく中止命令を出した。

 うきは署によると、組幹部は福岡県内の無職女性(64)に利息制限法の規定を超える月2割の高金利で6万円を貸し、4月30日ごろに電話で「今度、コロナの関係でまとまったお金が入ると思うので、その時は俺に連絡してください」などと告げ、浪川会の威力を示したとされる。組幹部は同署に対し「分かりました。相手には連絡しません」と話しているという。