「子供の夢と生活支えられるか」 コロナ不況で解雇されたシングルマザーの不安
by 会員限定有料記事 毎日新聞新型コロナウイルスが、子育て中や非正規など立場の弱い労働者の雇用を直撃している。解雇や雇い止めだけでなく、働いていた店舗が休業となって、実質的に仕事を失った人も多い。29日発表の完全失業率は前月比0・1ポイント悪化の2・6%で、休業者は前年同月から420万人増えて597万人になった。失業者からは「コロナ不況」が本格化することへの懸念の声が漏れる。
首都圏の旅行会社に正社員として勤めていた40代女性は3月上旬、社長に呼び出され突然解雇を告げられた。会社から詳しい説明はなかったが、退職日に渡された解雇証明書には「新型コロナウイルスのまん延による極端な業績低下(予約のキャンセル等)」の一文が記されていた。先輩の男性社員も同時に解雇された。
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