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米ツイッターは、ミネアポリス近郊で黒人容疑者が警官に拘束される際に受けた行為で死亡した事件を受けた激しい抗議活動を巡るトランプ大統領のツイートのひとつについて、「暴力を美化している」と注意喚起する表示をつけた。画像はツイートのスクリーンショット。提供画像(2020年 ロイター/Twitter/@realDonaldTrump)

ツイッター、トランプの投稿に再び注意喚起 ミネソタ州デモに関するツイートに

米ツイッターは、米中西部ミネソタ州・ミネアポリス近郊で黒人容疑者が警官に拘束される際に受けた行為で死亡した事件を受けた激しい抗議活動を巡るトランプ大統領のツイートのひとつについて「暴力を美化している」と注意喚起する表示をつけた。

ミネアポリス近郊で25日、白人警官が黒人のジョージ・フロイドさんを逮捕する際に膝で首を地面に押し付け、フロイドさんはその後死亡。逮捕のもようの動画が拡散し、関与した警官の逮捕を求めるデモが行われた。一部で抗議活動が過激化し、同州のティム・ウォルツ知事が州兵を動員する事態となった。

トランプ大統領は「悪党らはジョージ・フロイド氏への追悼をおとしめており、許せない。たったいまウォルツ知事と話し、軍は知事を全面支援すると伝えた。われわれは事態を掌握するだろうが、略奪が始まったら発砲が始まる。ありがとう!」とツイートした。

現在、このツイートを読もうとすると、「このツイートは暴力の美化に関するツイッターの規則に違反しています。しかし、ツイッターはアクセス可能にするのが公共の利益と判断しました」という通知が表示され、それをクリックしないと読めない。

ツイッターは、この措置について「人々を暴力行動にかきたてないため」と説明。コメント付きでリツイートはできるが、「いいね」をつけたり、返答、リツイートはできないとしている。

ツイッターは今週、トランプ氏の大統領選郵送投票を巡る投稿に、ファクトチェック(真偽確認)を促す警告マークを表示。トランプ氏はこれに反発し、28日にソーシャルメディア企業の規制強化に向けた大統領令に署名した。

[ロイター]


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