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11日に放送『世界は3で出来ている』に主演する林遣都

林遣都、三つ子役で一人三役 “ソーシャルディスタンスドラマ”主演

 俳優の林遣都が6月11日に放送されるフジテレビ系単発ドラマ『世界は3で出来ている』(後11:00)に主演することがわかった。“リモートドラマ”ではなくリモートによる打合せと、密を避けての安心安全な撮影を徹底した、いわば“ソーシャルディスタンスドラマ”を銘打った今作。林は唯一の出演者で、一卵性三つ子役=一人三役を熱演する。

 アフターコロナ、ウィズコロナ…緊急事態宣言が解除されても、まだまだ私たちの世界はもとのようには戻らない。コロナ禍の日々はしばらく続くだろう。そんな日常の中で、出来ない(できない)ことを面白がり、限られた制約をあえて楽しもうと生まれたこの企画。どこにでもいそうな若者3人のアフターコロナ、ウィズコロナの今を切り取ったリアルな物語を描く。

 脚本は朝ドラ『スカーレット』の水橋文美江、監督は2020年新春に『フジテレビ開局60周年特別企画 教場』を演出した中江功とともに、林の出演作を手掛けた2人が担当。林は商事会社勤務・望月勇人(もちづき・ゆうと)、会計士・望月泰斗(もちづき・たいと)、茨城在住の農園経営・望月三雄(もちづき・みつお)。29歳の一卵性三つ子を演じる。

 子供の頃から明るくお調子者で、 すべてノリで生きてきた勇人。今の会社も亡き父のコネで入ったのだが、入社してはや7年。さすがに仕事はノリやコネだけでは乗り切れず、すっかり落ちこぼれのサラリーマン。自他ともに認めるポンコツ。会社を辞めたいとすら思っていたところに今回の緊急事態宣言。テレワークやオンライン会議という仕事環境が一変したこの3ヶ月で勇人はいったいどうなったか。宣言が解除されたある日、勇人を案じていた兄・泰斗(たいと)と弟・三雄(みつお)が勇人の元にやってくる…。

 今作の企画意図について中江氏は「予期せぬ状況下においても知恵と工夫を凝らし、さまざまなリモートによるドラマ作品が生み出されてきました。それらに取り組まれた方々の志、思いに感銘を受けたのが始まりです。“今だから”というよりは、“これから”を念頭に、『緊急事態宣言』解除後の“新しい生活様式”、“ソーシャルディスタンス”を守った上で、どうすれば脚本に描かれた世界を撮影できるかを考えました」と説明。

 「ジェームズ・キャメロンのように ウィルス対策が功を奏したニュージーランドで撮影するか、トム・クルーズのようにISS (国際宇宙ステーション)で撮影するか、林遣都さんに3役やっていただくか、の3択で林遣都さん3役を選びました」ということですべては林ありき。「彼以外に考えられないので、断られたらこの企画はなかったことにしようと思っていました。引き受けていただいて感謝しています」と喜んでいる。

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