新型コロナウイルス治療薬 アビガンの月内承認を断念

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政府官邸側が前のめりに進めていた新型コロナウイルス治療薬のアビガンの月内承認が断念されました。

そもそも日本で開発されたアビガンが新型コロナウイルス治療薬として効果があるのではないかと国内で臨床研究が始まったのが2月です。

そこで確立された治療法がない中でこのアビガンが日本発の治療薬誕生になるという実績になると官邸側が目を付けて、前のめりで特例で承認を進めてきました。

安倍総理 自らがアビガンだけを特別扱いして緊急経済対策の中に備蓄量の拡充を盛り込んできたのです。

その背景には慎重姿勢を示さない厚生労働省への不満があったと分析しています。

以前から命を守る参議院議員 川田龍平が指摘しているように「アビガンは効能が薄く、副作用の可能性が高い。慎重に期すべきだ。」と厚生労働委員会や厚生労働部会で発言してきました。

実際に日本医師会の有識者会議ではエビデンスが十分でない候補薬については拙速的な特例承認をすべきでないと提言がありました。既に動物実験では胎児に奇形児が生まれる副作用も判明しており、通常のインフルエンザ薬の3倍の量を投与するので危険性も倍増します。

命を守る参議院議員 川田龍平は新型コロナウイルス治療薬の承認はしっかりとした臨床検査を経ないと国民の命に危機をもたらすと強く感じています、しっかりと厚生労働委員会で特効薬の安全性について政策提言してまいります!