「ウナギ弁当でスタミナを」 コロナと闘う2病院に110食差し入れ 成田の8店協力

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 ウナギを食べて新型コロナウイルスに立ち向かってほしいと、千葉県成田市内の料理店8店が29日、感染症患者を受け入れている国際医療福祉大学成田病院など2病院の医療従事者に、ウナギ弁当計110食を差し入れた。

 成田山表参道には名物のウナギ料理店約60店が並び、このうち有志の8店が市観光協会と協力し、「最前線で活動する医療従事者を応援し、疲れを少しでも癒やしてほしい」と差し入れた。

 贈呈式で成田病院の宮崎勝院長は「大変苦労されている飲食業の皆さんから応援をいただき、うれしく、心温まる」とあいさつした。

 老舗のウナギ料理店「川豊」の店主、伊藤小澄さん(49)は「ウナギのまちの成田でできることを考えた。栄養たっぷりのウナギを食べてスタミナをつけ、明日からの活力にしてほしい」と話した。【中村宰和】