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上茶谷が紅白戦で好投。早くも先発枠入りを確実にした(球団提供)【拡大】

DeNA、ラミ流開幕プラン「先発投手は70~80%で」

 DeNAは28日、横浜スタジアムでチーム練習再開後初の紅白戦を実施。オンライン取材に応じたアレックス・ラミレス監督(45)が充実感をにじませた。

 「久々に試合ができてとてもいい気分。アドレナリンも出てきた。何人か予想以上の選手がいた」

 3月25日の阪神戦以来の実戦。3月上旬の段階で先発枠入りが有力だった浜口、平良、上茶谷がいずれも2回を無失点に抑えた。指揮官は、1安打2奪三振の2年目右腕・上茶谷について「この状態をキープしていればローテに入らないことはないと思う」と早くも当確ランプを灯した。

 25日に6月19日の公式戦開幕が決まり、先発投手は急ピッチでの調整が求められる。だから、指揮官は慎重さを求めた。

 「70-80%で5、6イニングを投げられる状態で開幕を迎えてくれたらいい。急速に100%にして、けがをされては困る」

 レギュラーシーズン120試合を見据えたラミレス流の戦略の一つ。野手についても開幕までに「最低でも40-60打席」の必要性を述べ、6月2日に始まる12戦の練習試合は主力中心で臨む方針を明かした。就任5年目のラミレス監督が開幕モードに突入だ。(湯浅大)