「給付金、早く持ってこい」 市職員を刃物で脅した疑い 47歳を逮捕 茨城

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 新型コロナウイルス対策で一律10万円を支給する「特別定額給付金」の説明に訪れた茨城県古河市職員に対し、刃物を示して脅迫したとして、古河署は28日、同市中田、無職、坂輪清彦容疑者(47)を銃刀法違反と職務強要の疑いで逮捕した。容疑を否認している。

 逮捕容疑は、25日午後1時35分ごろ、容疑者方を訪問した市職員(44)に対し、右手に果物ナイフ、左手にはさみを持ちながら「給付金を早く持ってこい」と怒鳴って脅迫したとしている。職員にけがはなかった。

 署と市によると、坂輪容疑者は一人暮らし。容疑者は同日午前中に市役所を訪れ、「給付金を申請している。早く支給してくれ」と求めたため、午後に市職員が改めて説明に向かったところ、坂輪容疑者がナイフとはさみを持って出てきたという。【川島一輝】