村上虹郎&芋生悠『ソワレ』特報で逃げる!

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 村上虹郎芋生悠がダブル主演を務めた映画『ソワレ』の特報映像が公開された。村上と芋生が演じる男女が必死に何かから逃げる焦燥感あふれるシーンなどが切り取られている。

【動画】動画の最後が不穏…映画『ソワレ』特報

 豊原功補小泉今日子らが設立した映画制作会社「新世界合同会社」の第1回プロデュース作品となる本作は、映画『燦燦 -さんさん-』などの外山文治が脚本・監督を務めたオリジナル作品。役者を目指して上京していた岩松翔太(村上)が生まれ育った街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働いていた山下タカラ(芋生)と出会う。2人はある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始め……。

 特報映像では翔太とタカラが自然の中や街中を必死に走って逃げ続けている。身を潜めた民家の中で2人がうつろな表情を見せる一方で、後ろにうつった影は実際の2人とは違った動きをする。逃げている時の必死の表情、感情の読めない無表情、そして映像前半に一瞬だけうつるタカラの笑顔……。映像を締めくくる「今回摘発されたグループでは息子や弁護士を装い……」とともに不穏さを感じる特報に仕上がっている。

 映像の中でラジオから流れている曲は、今作の音楽監督を務めた作曲家・歌手の亀井登志夫と、詩人・アーティストで亀井の妻の故・亀井知永子さんが共作したもの。「How many times did I kiss you ?」というタイトルのラブソングで、外山監督は初めて聞いたときのことを「もし永遠というものがあるならこういうことをいうのだろうと心が震えました」と振り返っている。

 「ソワレ」とはフランス語で「陽が暮れた後の時間」「夜会」、劇場用語では「夜公演」を意味する。本作には村上と芋生のほかに、岡部たかし康すおん塚原大助花王おさむ田川可奈美江口のりこ石橋けい山本浩司らも出演している。(編集部・海江田宗)

映画『ソワレ』は2020年晩夏に全国公開