アメリカン航空、5000人削減へ…「より小さな会社にしなければならない」
【ニューヨーク=小林泰明】米航空大手アメリカン航空は28日、管理部門の人員の約30%にあたる約5000人を削減すると明らかにした。保有する飛行機も来年夏までに約100機減らす。新型コロナウイルスの感染拡大で旅行需要が大幅に落ち込んでおり、コスト削減を急ぐ。
同社は従業員向けの手紙で「コストを構造的に減らし、より小さな航空会社にしなければならない」と説明した。
デルタ航空も27日、従業員向けの手紙で「大きな需要回復には2、3年かかる」とし、自主退職などを募集することを明らかにしており、米航空大手に人員削減の動きが広がっている。