スマトラトラ「パンプ」1カ月遅れでデビュー 神戸どうぶつ王国では初の大型猛獣 

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 臨時休園していた神戸どうぶつ王国(神戸市中央区港島南町7)は29日に営業を再開。当初は6月4日までの休園を予定していたが、緊急事態宣言の解除を受けて開園を繰り上げた。

 今春閉園した大阪府岬町の遊園地「みさき公園」から受け入れたスマトラトラの「パンプ」(雄・3歳)も初公開される。体長約1.8メートル、体重110キロで、トラの中では小型だが、神戸どうぶつ王国では初の大型猛獣の登場となる。4月8日からの臨時休園に伴い、デビューは当初の予定より1カ月遅れた。

 スマトラトラは、インドネシアのスマトラ島に生息。近年は密猟や森林伐採で個体数が激減しているという。ネコ科の動物としては珍しく水を嫌わず、泳ぎもうまい。園では池や岩場なども新設し、担当者は「水と戯れたり木登りしたりする姿を見てほしい」と話した。

 入園にはマスクの着用が必要で、「3密」を避けるため一部のイベントは中止する。人気のカピバラやアルパカへの餌やり体験は実施する予定。【木田智佳子】