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阪神 開幕投手の西は2回2安打無失点 待望の紅白戦に「喜びが大きい」

 「阪神紅白戦、白組-紅組」(29日、甲子園球場)

 開幕投手が決定している白組の先発・西勇は2回2安打無失点だった。

 初回は1番・上本、2番・近本を二ゴロ。3番・サンズの4球目にはこの日の最速147キロの直球を記録し、5球目の145キロで投ゴロに仕留めた。

 二回は先頭の4番・ボーアに右前打を許した。5番・福留を左飛に打ち取った後、6番・大山には左前打。1死一、二塁としたが、7番・梅野を142キロで三ゴロ併殺に仕留め、二回を24球で投げ終えた。

 試合での登板は、3月20日の練習試合・ヤクルト戦(神宮)以来だったが、丁寧にコースへ制球するなど持ち味を発揮。バックネット裏のスタンドから視察した矢野監督を安心させる内容だった。

 登板後、西は「最低限、することはできたので良かったと思います。今日無事に投げられて、次の調整でどういうことをしたらいいか、明確にできたので」と充実の表情。新型コロナウイルスの感染拡大から、ここまでの期間を振り返り「喜びが一番大きい。ついにというか、この状況が今後あるかどうか分からないですが、この経験というのは、すごく勉強になりました」とうなずいた。