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阪神 3・25以来の実戦で開幕へまた一歩前進 糸井、糸原に適時打

 「阪神紅白戦、紅組0-3白組」(29日、甲子園球場)

 阪神が23日の集合練習再開後、初の紅白戦を行った。主力投手が6月19日のシーズン開幕へ向けて、順調な調整ぶりを見せた。

 開幕投手が決定している西勇は白組の先発で、2回2安打無失点だった。守護神を務める藤川は、紅組の3番手で登板。1回無安打無失点で、3者連続三振を奪う快投を見せた。

 試合に勝利した白組は、初回にキャプテンの5番・糸原が右前へ先制適時打。二回には糸井の右前適時打などで2点を追加した。

 投手陣では先発候補の2投手が好投した。西勇の後を受けた飯田は2回1安打無失点。高野も2回無安打無失点でアピールに成功した。

 紅組の打線は2番に近本が入り、クリーンアップに3番・サンズ、4番・ボーア、5番・福留が並んだが、わずか3安打で白組の投手陣を攻略できなかった。

 投手陣は開幕ローテ候補のガンケルが、2回6安打3失点と今後に不安を残した。同じく開幕ローテ候補の青柳は六回から登板。1回無安打無失点だった。

 阪神が試合形式の実戦を行うのは、3月25日のDeNAとの練習試合(横浜)以来、約2カ月ぶり。6月2日から再開する練習試合、同月19日に決まったシーズンの開幕に向けて、新たな一歩を踏み出した。