4月の住宅着工、12・9%減 コロナ影響、持ち家減少

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 国土交通省が29日発表した4月の新設住宅着工戸数は、前年同月比12・9%減の6万9162戸と、10カ月連続のマイナスだった。減少率は2018年1月(13・2%減)以来の大きさ。新型コロナウイルスの影響で住宅展示場の来場者が減り、持ち家が17・4%減の2万1015戸となったことが響いた。

 持ち家のマイナスは9カ月連続。昨年10月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減が続いていた中で、コロナが追い打ちを掛けた。足元の受注も減っており、国交省の担当者は「着工の減少が続く可能性がある」と説明した。