「物議を醸す瞬間」 ハーランドの一撃が腕に当たる“決定的場面”に英注目「VARが遮断」
ドルトムントはバイエルンとの天王山で痛恨の黒星 決定機のシュートがDFボアテングの腕に当たるも…
ドルトムントは現地時間26日、ブンデスリーガ第28節でバイエルン・ミュンヘンと対戦し、0-1で敗れた。リーグの優勝争いを占う天王山を落としたドルトムントだが、英メディアはノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの放ったシュートを防いだ“ハンド疑惑”を取り上げている。
現在2位のドルトムントは勝ち点4差で首位に立つバイエルンをホームに迎え撃った。伝統的な“デア・クラシカー”は今季の優勝を占う天王山となった。しかし、前半43分に相手DFジョシュア・キミッヒに先制点を奪われてしまう。そんななか、後半14分にエースのハーランド が決定機を迎える。
ペナルティーエリア内に構えていたハーランドはパスを受けると力強く左足を振り抜きゴールを狙う。しかし、相手DFジェローム・ボアテングの体を投げ出す決死のブロックに阻まれ、ネットを揺らすには至らなかった。リプレーではブロックの際、ボールはボアテングの腕に当たっていたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認は入らなかった。
このワンシーンに英メディアも注目。英紙「デイリー・エクスプレス」は「VARが遮断し、ハーランドはPKを見落とされた」と見出しを打ち、「物議を醸す瞬間により、VARは非難の対象となった」と指摘。また、「ドルトムント側からの抗議もなく、VARの検討もされないままプレーは続行された」と説明している。
また、英メディアは「シュートはボアテングの腕を捉えたが、ドルトムントはPK献上を拒否された」と取り上げ、「ファンはVARが一切活用されないことに驚きを示しており、腕の位置も不自然なのは確かだったが、ドルトムント側からの抗議は最小限だった」と綴っている。結果的に、このワンシーンが今季の優勝争いの命運を分けるものとなったかもしれない。
【写真】ドルトムントFWハーランドのシュートがバイエルンDFボアテングの腕に当たる“物議醸す瞬間”
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