名物「カープール・カラオケ」はコロナ禍ではできる?できない?ジェームズ・コーデンが言及
新型コロナウイルス禍で感染防止のために社会的距離を保つことが必要とされている今、「カープール・カラオケ」の収録は可能なのだろうか?司会を務めるジェームズ・コーデンが名物コーナーの今後に言及した。(フロントロウ編集部)
ゲストと車でカラオケを披露する人気コーナー
映画『キャッツ』など俳優としても活躍するジェームズ・コーデンが司会を務めるトーク番組『ザ・レイト・レイト・ショー』の人気コーナー「カープール・カラオケ(Carpool Karaoke)」。
「カープール・カラオケ」は、ジェームズがゲストの人気アーティストを助手席に乗せて、主にロサンゼルス市内をドライブしながらカラオケをしたり、他愛もないトークを繰り広げたりするコーナーで、これまでにレディー・ガガやジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュら多くのスターたちがゲストとして出演している。
しかしながら、現在は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で『ザ・レイト・レイト・ショー』の番組自体もこれまで通りには撮影できておらず、感染予防のため、リモートでの撮影でゲストとのトークを収録するなど、感染防止を第一に考えた方法で撮影されている。
先日、ポップバンドのファイヴ・セカンズ・オブ・サマーが『ザ・レイト・レイト・ショー』に出演した際には、メンバーそれぞれが自宅で演奏する形でパフォーマンスが披露された。
「カープール・カラオケ」の今後は?
とはいえ、ゲストとのトークの収録はリモートで撮影することができても、社会的距離を保って撮影しなければいけないことを考えると、「カープール・カラオケ」は狭い空間での収録かつ大声で歌うという、感染予防には適さない方法で撮影されるという点から、今の状況でこのコーナーを収録することは難しそう。
そんななか、今回ジェームズはエレン・デジェネレスが司会を務めるトーク番組『エレンの部屋』に自宅からリモート出演。同じ人気トーク番組を持つ司会者同士として、トーク番組の今後をエレンとトークするなかで、「カープール・カラオケ」の今後についても言及した。
エレンから「カープール・カラオケ」について「しばらくはできなそうよね?」と話を振られると、「誰かと車の中で歌えるようになるまでには、しばらく時間がかかると思う」と当分は収録が難しいことを認めた上で、「それをリモートでやる方法なんて思いつかないからね。2人の人が近くにいるということが肝になっているわけでさ」とジェームズは説明。
「そういうわけで、仕方ないよ」と続けて語ったジェームズは、この状況で今、どのように番組の名物コーナーを収録するかよりも、新型コロナウイルス禍が明けた後のことに目を向けているようで、「それがいつになるかは分からないけど、また安心して外出ができるようになって、安全に外へ出てお客さんたちとダンスをしたり、安心して誰かと車に乗ったりすることができる日のことを考えている」のだそう。
ジェームズは「今まで感じたことがないほどの喜びを感じられるんじゃないかと思う」とし、この状況が落ち着いた後でまた「カープール・カラオケ」を収録できる日を楽しみにしていると語った。
ジェームズが出演した『エレンの部屋』の映像はこちら。
ジェームズ自身も認めている通り、「カープール・カラオケ」はゲストと一緒に車に乗ってこそ、ゲストの素顔や生の歌声を楽しむことができるコーナーであり、社会的距離を保たなくてはいけない今は、収録が難しいというのも納得。映画やライブの延期など、新型コロナウイルスは様々なエンタメに影響を与えているけれど、「カープール・カラオケ」もその1つ。「今まで感じたことがないほどの喜び」でゲストと一緒にドライブに出かけるジェームズの姿を見られる日を楽しみにしていよう。(フロントロウ編集部)