高崎4歳児死亡 預け先夫婦、頭と腹を別々に暴行か 群馬県警

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 群馬県高崎市で4月に土屋翔雅(しゅうが)ちゃん(4)が暴行され、死亡した事件で、傷害致死容疑で逮捕された、翔雅ちゃんの母親の元交際相手の武藤一貴容疑者(27)=同市矢中町、無職=が頭部を、妻の千夏容疑者(23)=同=が腹部を中心にそれぞれ暴行を加えていた可能性があることが捜査関係者への取材でわかった。

 翔雅ちゃんは、急性硬膜下血腫のほか、腹腔(ふくくう)内出血や腸間膜破裂などの症状がみられ、県警は両容疑者が頭や腹などに暴行を加えたとみて捜査している。

 両容疑者の逮捕容疑は、共謀して4月22日に自宅アパートで預かっていた翔雅ちゃんを暴行し、翌23日に急性硬膜下血腫に伴う外傷性ショックで死亡させたとしている。県警によると、一貴容疑者は容疑を認めており、千夏容疑者は黙秘しているという。【菊池陽南子、川地隆史】