【トランプvsツイッター】

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トランプ大統領と言えば情報発信の場としてツイッターが大好きですが、ツイッター社はトランプ大統領の郵便投票に関する投稿に根拠がない情報が含まれるとして利用者に事実確認を促す注釈を初めて表示。これに対してトランプ大統領が反撃に出ています。

日本時間の28日午前5時32分に予定されている民間企業による有人宇宙船打ち上げを手がけるSpaceXのイーロン・マスク氏は「シリコンバレーのトランプ」とも呼ばれていますが、この2人に共通点が多いという報道も。

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CNNはTrump threatens to crack down on social media platforms after Twitter labels his tweets(トランプ、ツイッター社に対する規制を強化すると警告)の中で、トランプ大統領が27日、ツイッター社が大統領の投稿に対して根拠がないとして事実確認を促す表示したあと、ツイッター社に対する規制を強化し、閉鎖も視野に入れていると脅したと報じています。

トランプ大統領は具体的にどんな手を打つのかは明らかにしませんでしたが、政治力を使って敵視する相手を徹底的に叩く手法だということです。

Washington PostはTrump lashes out at social media companies after Twitter labels tweets with factchecks(トランプ、ツイッター社がみずからの投稿にファクトチェック表示したあと、怒りをぶちまける)の中で、ツイッター社が26日、誤った情報をこの14年間放置していると、繰り返し批判を受けてきたなか、トランプ大統領の投稿に対して初めて誤解を招きかない情報だと表示したことで大統領の怒りを買ったと伝えています。

郵便による投票は不正の横行につながると主張する大統領は「郵便受けが荒らされ、投票用紙が偽造される」などとつぶやいたところ、ツイッター社が投稿の下に「郵便投票に関する事実を知る」という注記を加えてCNNやWashington Postなどの報道を引用する形で利用者に誘導する措置をとりワシントンとシリコンバレーの対立を深めたとしています。PoliticoはTrump and Musk unite over Twitter, the moon and sticking it to the establishment(トランプとマスク、ツイッター、月、それに本流嫌いで一致)の中で、ワシントンを代表するトランプ大統領と地球温暖化対策を訴えシリコンバレーを代表するイーロン・マスク氏がツイッター好きや月に人を送り込みたいという熱意、コロナでいったん停止した経済活動の早期再開について、さらに主流メディア嫌いで意外にも意見が一致していると伝えています。

Space Xによる有人宇宙船が予定通り27日に打ち上げられれば、トランプ大統領は近くで見るはずだということです。

2人は多くの熱心な信奉者がいる点でも似ていますが、マスクを評価するトランプ大統領に対して、マスクは必ずしもトランプを支持しているわけではないとういうことです。