大阪駅利用9ポイント増…「緊急事態」解除 初の週末

 JR西日本は27日、近畿の3府県で緊急事態宣言が解除されて初の週末となった23、24日に、大阪、京都、三ノ宮の主要3駅の利用状況が前の週末から6~10ポイントアップしたと発表した。

 発表によると、23、24日に駅の自動改札を通過した利用実績は大阪駅で前年同期比27%と、前週末の16、17日から9ポイント上昇した。京都駅では22%と前週末より6ポイント高く、三ノ宮駅でも32%と10ポイント増加した。近畿圏の特急を除く在来線の利用状況も23、24日は37%と、大型連休期間(4月24日~5月6日)を20ポイント上回った。

 利用者の回復を受け、JR東海とJR西は29日の夕方から夜にかけ、東海道、山陽新幹線で上下計7本を増便すると発表した。金曜日の夕方に利用が集中しやすいことに加え、宣言解除後に乗車の予約が戻りつつあり、車内の混雑を防ぐため、十分な輸送力を確保する必要があると判断した。