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稽古する白鵬=東京都墨田区の宮城野部屋(日本相撲協会提供)【拡大】

白鵬、7月場所へ「油断せず体つくる」 感染予防にも気引き締め直す

 大相撲の横綱白鵬が27日、緊急事態宣言の全面解除後で初めて心境を明かし「少しずつ落ち着いてきている状況だけどコロナウイルスという敵は目に見えない。油断せず一つ一つ体をつくっていきたい」と慎重に調整する姿勢を示した。報道陣の質問に日本相撲協会広報部を通じて回答した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で夏場所は中止。無観客開催を目指す7月場所(7月19日初日、両国国技館)へ向け、四股などの基礎運動で体を動かしている。

 同じく無観客だった3月の春場所は、協会員に感染者が出ずに15日間を完遂し、自身は44度目の制覇。「一日一日、祈りながら相撲を取った。7月も同様、一生懸命感染予防に努める」と気を引き締め直した。

 接触を伴う申し合いやぶつかり稽古は6月から開始し、徐々にペースアップしていく予定。第一人者は「コロナウイルスという敵との闘いを乗り越えて、元気な姿をお見せできればと思う」と本場所を心待ちにした。