HKT48&NGT48 持株会社Sproot設立 LINE、セプテーニ、ピアラが資本参画
アイドルグループ・HKT48を運営するMercury(本社:福岡県福岡市)と、NGT48を運営するFlora(本社:新潟県新潟市)の両社を支援、統括する持株会社として、新たに「Sproot(スプルート)」(本社:東京都港区)を設立し、LINE、セプテーニ・ホールディングス、ピアラが資本参画することが27日、発表された。
持株会社Sprootの社名は「芽」を意味する「Sprout」と、「応援」を意味する「root」をかけ合わせた言葉。「インターネットが世界を包み込んでいくなか、オンライン・オフラインそれぞれにおけるコンテンツや体験の価値観が着実に変化しています。HKT48 と NGT48 を、より多くの?々に応援していただき、エンタメ産業の新たなかたちを創造できるよう、パートナー企業とともに?援いたします」としている。MercuryとFloraの両社はSprootの100%子会社となる。
HKT48、NGT48両グループの発展を目指し、LINE エンターテイメントカンパニー、セプテーニ・ホールディングス、ピアラと第三者割当増資契約を締結。今後の経営体制の拡充および各グループのデジタル化推進を支援するパートナーとして、LINEの取締役でもある舛田淳氏が社外取締役に就任する。
■各社代表のコメント
▽株式会社Sproot 代表取締役 渡邊洋行氏
豊かな生活や人生を過ごすにあたって、エンターテイメントは不可欠な要素です。 今後、これまで以上に、ファンの皆様に楽しんでいただける新たなエンターテイメントを、HKT48、NGT48のメンバー、スタッフが一丸となって生み出せるよう、しっかりと支援するのが我々の役割です。
新型コロナウイルスの流行、そしてDXの拡大など、大きく変化する時代において、デジタル領域で圧倒的な知見を持つパートナーのみなさま、そして、何より応援下さるファンの皆様の力をお借りしながら、HKT48とNGT48が時代をリードするエンターテイメントグループに成長できるよう尽力いたします。
▽LINE株式会社 エンターテイメントカンパニーCEO 舛田淳氏
LINEでは、これまでも「LINE LIVE」や「LINE MUSIC」などを通じ、デジタル領域においてアーティストとファンの出会いを生み出してきました。現在、エンターテイメント業界は、新型コロナウイルス感染症の流行により、これまで当たり前のように行っていたライブやイベントが中止となっており、新しいファンコミュニケーションが求められる変革の時期を迎えています。
新体制となるHKT48やNGT48を応援していくとともに、多くのアーティストやエンターテイメント産業全体が盛り上がれるよう様々な側面からサポートしてまいります。また、私自身も社外取締役としてSproot社の事業や経営に尽力いたします。
▽株式会社セプテーニ・ホールディングス 代表取締役 佐藤光紀氏
この度の新会社、Sprootの船出をご一緒できることとなり、心より嬉しく思います。
エンターテインメント×デジタルの領域での素晴らしい顧客体験をひとつでも多く生み出すことで、Sproot社の活動を通じ、エンターテインメント産業のデジタル・トランスフォーメーションに貢献していければと存じます。
▽株式会社ピアラ 代表取締役 飛鳥貴雄氏
AIによる最適化が進む時代だからこそ、よりコンテンツが重要視され、人は体験に価値を見出していくと思います。
ピアラが持つD2C支援のノウハウや新しい形のサービス構築力を活用し、Sproot社の持つエンターテイメントの力を、地方から全国、そして世界へと発信していけるよう、微力ながらサポート出来ればと思います。