漫画家・安野モヨコの展覧会が世田谷文学館で、『ハッピー・マニア』の作品原画など約500点を展示
展覧会「安野モヨコ展 アンノーマル(ANNORMAL)」が、東京の世田谷文学館にて、2020年7月1日(水)から9月22日(火・祝)まで開催される。
安野モヨコ、その創作の軌跡をたどる
高校3年生でデビューし、1995年に連載をスタートした『ハッピー・ マニア』で一躍人気を集めた漫画家、安野モヨコ。「ふるえる程のしあわせ」を求めて出会いと別れを繰り返す主人公・重田加代子の姿は、多くの女性の共感を呼んだ。以後、女性向け漫画誌にとどまらず、性別や年齢の枠を超えた読者の心を捉える物語を生みだすこととなる。
安野モヨコのデビュー30周年を記念して開催される「安野モヨコ展 アンノーマル」は、初期作品から最新作までの500点に及ぶ作品原画を通して、その軌跡をたどる展覧会だ。「女」-「男」、「夢」-「現」などを軸に、男女それぞれにとっての恋愛、あるいは社会人の現実と少女の空想世界といった相反するテーマが広がる、安野の作品世界の豊かさを紹介する。
作品原画など約500点を展示
会場では、今までにないセンセーショナルな恋愛ストーリーで人気を博した『ハッピー・マニア』やその続編『後ハッピーマニア』をはじめ、少女漫画誌の『シュガシュガルーン』、青年誌に掲載された『花とみつばち』『さくらん』『働きマン』、さらに新聞紙上で連載開始された『オチビサン』などの原画を展示。
また、紙版画の技法で描いた『オチビサン』や、澁澤龍彥のエッセイ集『バビロンの架空園』の装画などから、絵師としての側面にも光をあてる。
展覧会概要
展覧会「安野モヨコ展 アンノーマル」
会期:2020年7月1日(水)~9月22日(火・祝) ※当初6月2日(火)から9月6日(日)までの予定だったが延期となった※臨時休館・会期変更の場合あり
会場:世田谷文学館 2階展示室
住所:東京都世田谷区南烏山1‐10‐10
TEL:03-5374-9111
開館時間:10:00〜18:00 ※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで
休館日:月曜日(8月10日と9月21日は開館)、8月11日(火)
観覧料:日時指定前売券を販売。一般 800円(640円)、65歳以上・大学・高校生 600円(480円)、中学生以下 300円(240円)、障害者手帳の所持者 400円(320円)(大学生以下は無料)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※展覧会や催し物などは中止・延期にとなる場合あり。臨時休館情報も含め、詳細は世田谷文学館ホームページを確認。