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「マカオのカジノ王」として知られたスタンレー・ホー氏=2008年、香港/Lo Chun Kit/Getty Images

実業家スタンレー・ホー氏が死去、98歳 「マカオのカジノ王」

香港(CNN Business) 「マカオのカジノ王」として知られる実業家のスタンレー・ホー氏が26日、香港の病院で死去した。98歳だった。

1921年に香港で生まれたホー氏は、マカオでのカジノ・リゾート事業で巨万の富を得た。氏のビジネスによりギャンブルの中心地として発展を遂げたマカオは、後に「アジアのラスベガス」と呼ばれるようになった。

ポルトガルの旧植民地であるマカオは、現在中国国内でギャンブルが認められている唯一の都市。ホー氏は40年間にわたってカジノの独占ライセンスを保有し、カジノ・リゾート会社のSJMホールディングスを率いて高級ホテル、グランド・リスボアなどの施設を運営した。

独占ライセンスの期限切れに伴い、2002年以降は米国の競合企業がカジノ事業に参入してきたが、中国政府が渡航制限を緩和したこともあって観光客が訪れやすくなる環境が整った。

ホー氏は中国共産党政府ともつながりが深く、国政諮問機関の全国政治協商会議委員を務めるなどしていた。

プライベートでは4人の妻との間に17人の子どもをもうけた。米ブルームバーグ通信によると、昨年の純資産は推計149億ドル(現在のレートで約1兆6000億円)。