神戸・酒井高徳が活動再開「ボールを蹴れることが本当にうれしい」コロナから回復

 J1神戸の元日本代表DF酒井高徳(29)が27日の練習後、オンライン取材に応じた。

 「自粛期間も入院期間も含めてサッカーができない期間が長く続いたので、仲間とまた芝生の上でボールを蹴れることが本当にうれしい」

 およそ2カ月ぶりにピッチに戻った酒井は、笑顔でサッカーができる喜びを口にした。3月30日にPCR検査で陽性と判定され、新型コロナウイルスの感染が確認。4月25日に回復を確認するためのPCR検査で2度陰性となり、退院を果たした。今月25日に再開した全体練習には初日から参加。「心配だったり足が重いとかは感じますが、退院してからもオンラインを通じてできるだけコンディションを整えてきた」とスムーズにメニューをこなす。

 公式戦の再開は約1カ月後の6月下旬から7月上旬が見込まれる。少しずつだが着実に試合の日が近づくなか、酒井は「僕らも待ちわびているし、ファンも待ちわびていると思う。思いっきりサッカーしている姿を見せたいし、ピッチに立った際には、少しでも勇気や希望、サッカーの楽しさを教えられるようにプレーしたい。降格がないとか、たとえ変則であってもサッカー選手としてリーグを全うしたい」と意気込んだ。