シュワちゃん、溺死の元ＷＷＥレスラーを追悼「究極のヒーロー」

　米ＴＭＺ（電子版）は２６日（日本時間２７日）、米俳優、アーノルド・シュワルツェネッガー（７２）が、先日ロサンゼルスのベニスビーチで海水浴中に高波にさらわれ死亡したプロレス団体ＷＷＥの元レスター、 シャド・ガスパードさん（享年３９）を追悼したと伝えた。２人は同ビーチ近くの有名スポーツジムで知り合い親交があったという。

　「究極のヒーローだった」。この日、生前ガスパードさんが利用していた同ビーチにある「ゴールドジム」の前に設けられた遺影を自転車で訪れたシュワルツェネッガーはそうコメントした。

　ＴＭＺは「アーノルドとシェドの出会いは、世界トップのボディビルダー達が通うことで知られるベニスビーチにあるゴールドジムだった。シャドはそのジムで多くの人に愛されており、死を悼んでジムの前に遺影と花を供えた。アーノルドはこの日の朝、そこを訪れた」と報じた。

　シュワルツェネッガーは「今日は自転車に乗って、シャド・ガスパードの追悼に来た。彼はジムでも他すべての場において、常に前向きだった。ボディービル界、プロレス界のヒーローで、（高波にさらわれたとき）ライフガードに彼の息子を先に救助するように伝えた究極のヒーローだ」と故人を偲んだ。

　ガスパードさんは１７日（同１８日）、カリフォルニア州ロサンゼルスのベニスビーチで１０歳息子とともに海水浴中に高波にさらわれ行方不明となり、２０日（同２１日）に遺体となって発見された。息子はライフガードに救助され一命を取り留めたが、救出時にガスパードさんが息子を先に救助するように声を上げていたことが目撃者の証言で明らかになっていた。