J1神戸　リーグ史上初の営業収益100億円突破　

　Jリーグは27日、J1～J3の各クラブの2019年度経営情報を開示した。3月決算の4クラブと、新型コロナウイルス感染拡大の影響で決算確定が延期になった6クラブを除く45クラブで、J1神戸がリーグ史上最高営業収益の114億4000万円を計上し、史上初めて100億円を突破した。これまでの最高額は神戸の18年度の96億6000万円。

　2期連続の赤字で、20億1000万円の赤字を計上したJ1鳥栖について、Jリーグの村山勉クラブライセンスマネジャーは「（増資によって）最終的に債務超過には陥っていない」と説明した。4期連続赤字のJ2琉球は、純資産が赤字額を上回っているため、参加資格を失わない。

　新型コロナウイルスの影響でJ1、J2は中断中で、J3は開幕していない。20年度は入場料収入が大幅に減る見通しで、鈴木徳昭クラブ経営本部長は「連絡を密に取り、すべてのクラブが存続するよう考えて対応する」と述べた。【福田智沙】