京都府、休業要請を6月1日全面解除へ 大学の再開は5月28日から認める

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 京都府は27日、新型コロナウイルス対策の休業要請について、6月1日に全面解除することを決めた。それぞれ業種ごとに定めた府のガイドラインに従うことを条件とする。大学については、対面授業を段階的に再開させることなどを求めたうえで、5月28日からの再開を認める。

 府は21日に緊急事態宣言が解除された後も、スポーツジムや接待を伴う飲食店などクラスター(感染者集団)が発生した施設に対して休業を要請していた。また大学についても府外からの通学者が多い事情を踏まえ、同様に再開しないよう求めていた。

 府によると、スポーツジムなどに対しては、府の示した感染防止策の徹底を求め、クラスターが発生した場合は再び休業要請を検討する。

 各大学に対しては再開にあたり、独自の感染防止マニュアルを策定するよう要請。現在、府内の大学生約16万人のうち約5万人が帰省して京都を離れているとみられることから、一斉移動で感染リスクを高めないよう、学部や学年ごとに対面授業の再開時期をずらし、オンライン授業を活用することなどを求めた。

 一方、京都市は27日、政府が6月19日から全国での都道府県をまたぐ移動を容認する方針を示したことを受け、同日以降は感染防止策を徹底した上で府外からの観光客を受け入れることを決めた。【大川泰弘】