中小企業に資本支援 「劣後ローン」軸に1.2兆円 2次補正予算案
by 会員限定有料記事 毎日新聞政府は27日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた追加経済対策で、中小企業に対する資本支援策を打ち出した。第1次補正予算では融資による支援が中心だったが、政府系金融機関からの借り入れの一部を資本とみなせる「劣後ローン」の供給を軸に約1・2兆円を盛り込んだ。金融機関に対しても公的資金の投入枠を拡大し、地方銀行などが中小企業支援に万全を尽くせるよう後押しする。
政府は、新型コロナの影響で売り上げ減少に苦しむ中小企業に対し、政府系金融機関や民間金融機関を通じた実質無利子・無担保融資などを行ってきた。しかし、緊急事態宣言が全国に拡大された4月中旬以降、中小企業の経営環境は厳しさを増した。
この記事は有料記事です。
残り705文字(全文998文字)
または