「悲しい思いは私たちだけで十分だ」アフガン産科医院テロ 遺族語る
by 会員限定有料記事 毎日新聞「娘には妻が見られなかった平和な世界で生きてほしい」。アフガニスタンの首都カブールで今月12日、産科病院が襲撃され新生児や産後の女性ら24人が死亡したテロ事件。娘を出産したばかりの妻ナシマさん(当時35歳)を亡くした露天商アフメド・サルワルさん(40)が、毎日新聞の電話取材に悲しみを吐露した。米国と旧支配勢力タリバンが2月に和平に向けた合意を結んだ後も市民の犠牲は増え続けている。
襲撃されたのは、国際NGO「国境なき医師団(MSF)」が支援する病院。サルワルさんの娘は、他の新生児約20人と一緒に治安部隊に救出された。「悲しい思いをするのは私たちだけで十分だ」。サルワルさんは絞り出すように言った。
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