宣言解除後の首都圏、人出は「微増」…渋谷センター街は3・6%増

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除された首都圏(1都3県)と北海道の26日の人出は、25日の解除前に比べて多くの地点で増えたものの、微増にとどまったことがNTTドコモ(東京)の調査でわかった。

 調査によると、26日午後3時時点の東京都内の主要駅や繁華街の人出は、25日の同時刻と比べて、東京駅で5・2%増、新宿駅6%増、渋谷センター街3・6%増など。ほかの4道県では横浜駅が5%増、千葉駅3%増、札幌駅0・2%増だった一方、埼玉県の大宮駅西では0・5%減少し、宣言が解除されても外出する人が急増する状況になっていなかった。

 1月18日~2月14日の感染拡大以前の平日平均値との比較では、東京駅が65・4%減、新宿駅は56・3%減だった。

 調査は、NTTドコモがスマートフォンなどの携帯電話の位置情報を匿名化し、主要駅などの500メートル四方にいる人数を推計する「モバイル空間統計」で行われた。