映画るろうに剣心、公開延期 佐藤健「申し訳ない」
27日、俳優の佐藤健が伝説の暗殺者「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心を演じる映画『るろうに剣心』シリーズの新作『るろうに剣心 最終章 The Final』と『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開延期がワーナー・ブラザース映画より発表された。変更後の公開時期は来年ゴールデンウィークでの2部作連続公開を予定。佐藤は「映画の公開を楽しみに待っていてくださった皆様に申し訳ない気持ちです」とコメントしている。
【動画】『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』特報
和月伸宏のコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を実写化した本シリーズは、明治維新後に「不殺(ころさず)の誓い」を立てた主人公・緋村剣心の姿を描く人気作品。シリーズ最終章は2部作としてシリーズ最恐の敵・雪代縁との対決を描く『るろうに剣心 最終章 The Final』が7月3日、剣心の頬にある十字傷の謎に迫る『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が8月7日の公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による国内の事態を受けて検討を重ねた結果、来年への公開延期が決まった。
佐藤は「皆様が安心して映画館に足を運べる日が一日でも早く返ってくることを願うとともに、そのためにも今後も一歩一歩着実に歩みを進めていくことが大事だと感じています」とし、「来年の公開日をお互いに健康で迎え、必ずまたお会いしましょう」と呼びかけている。
大友啓史監督がメガホンを取った『るろうに剣心』シリーズは2012年に『るろうに剣心』、2014年に『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』が公開。シリーズ累計の興行収入が125億円を超えるヒットを記録している。
最終章には斎藤一役の江口洋介、相楽左之助役の青木崇高、神谷薫役の武井咲、高荷恵役の蒼井優らおなじみのキャスト陣が名を連ね、剣心の宿敵・雪代縁役の新田真剣佑、剣心の妻・雪代巴役の有村架純をはじめ、土屋太鳳、伊勢谷友介、北村一輝、三浦涼介、音尾琢真らが追加キャストとして出演する。購入済みの前売り券(ムビチケカード)は延期後の上映時にも利用可能。(編集部・海江田宗)
■佐藤健 コメント
映画の公開を楽しみに待っていてくださった皆様に申し訳ない気持ちです。
皆様が安心して映画館に足を運べる日が一日でも早く返ってくることを願うとともに、そのためにも今後も一歩一歩着実に歩みを進めていくことが大事だと感じています。
そして来年の公開日をお互いに健康で迎え、必ずまたお会いしましょう。
皆様の日々の幸せを祈っています。
■大友啓史監督 コメント
緊急事態宣言以降スタジオが閉鎖され、すべての作業がストップしてしまい、それ以降も仕上げ作業や公開に至る様々な準備を行うことができませんでした。「エンタメ復活の狼煙を『るろうに剣心』で」という志でいただけにとても残念です。公開を心待ちにしてくださっていた皆さんには、申し訳ない思いでいっぱいです。
新しい公開日に向けて、少しでもクオリティーを高める努力をし、多くの方々に楽しんでいただけるような作品を創り上げ、満員の熱気溢れる劇場で観ていただくことが、私を含めスタッフ・キャスト一同の作品に懸けるゆるぎない思いです。
アフターコロナの時代に、よりパワーアップした感動と勇気と希望をお届けできるよう、魂を込めて残りの仕上げ作業に取り組みたいと思いますので、『るろうに剣心 最終章』をぜひ楽しみに待っていてください。