コロナ禍のJリーグ:「換気十分かなど様々な角度から検証必要」 Jリーグ、VARの使用可否検討中
by 会員限定有料記事 毎日新聞新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦を取りやめているサッカー・Jリーグの懸案の一つが、今季からJ1リーグ戦で導入し、“密室”で作業するビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の運用だ。普段は主審を務めるVAR、補助役のアシスタントVAR、映像機器を操作するリプレーオペレーターの3人構成で試合の映像を確認し、フィールド上の主審と交信するため、閉鎖空間の暗室で行う必要がある。
2017年からVARを導入した韓国Kリーグは5月8日に無観客で開幕。全北―水原の開幕戦では水原の選手が自陣でボールに手を触れたが、VARの結果、ハンドと認定されない場面があった。
Kリーグを運営する韓国プロサッカー連盟によると、VARの作業ルームは試合開始90分前までに機材を消毒し、担当者以外の入室や飲食を禁止。試合中は感染予防のために眼鏡、マスク、手袋を着け、ハーフタイムに換気とヘッドセットの消毒を行い、試合後も消毒を施した。
VARの担当者は選手、チームスタッフとともに4月下旬に検査を受け、全員が…
この記事は有料記事です。
残り469文字(全文912文字)
または