よしもとミュージック、新レーベル『YM・craft』立ち上げ 第1弾アーティストは佐橋佳幸プロデュースのSETA
よしもとミュージックは27日、東京・渋谷のレーベル合同会社と共にクリエイティブ活動を支援するための新レーベル『YM・craft』を設立したことを発表した。
音楽の街、渋谷にあるシェアスペースのLaugh Outを拠点とし、渋谷独自のカルチャーを継承・発掘するために渋谷区観光協会とも連携。クリエイターのステージとして「渋谷の街」を中心に音楽をはじめ、映像・グラフィックなどジャンルレスに展開していく予定。
第1弾のアーティストは、イラスト、小説も発表するシンガーソングライターのSETA。渋谷の街頭ビジョンを展示場所とする「渋谷ストリートギャラリー」でオリジナルイラスト展を展開するなどしているSETAは27日に、自己紹介を兼ねたミニムック付メジャー1st シングル「しかくい涙」をリリース。タイトル曲「しかくい涙」は、NHK『みんなのうた』に書き下ろした楽曲となっており、どこか一歩を踏み出したいけど踏み出せない、そんな人の背中を押す、応援しすぎない応援歌となっている。プロデュースはギタリストの佐橋佳幸氏が務める。
また、5月からは、SETAのパステルカラーのオリジナルイラストと、佐橋氏によるバックグラウンドミュージックを融合させた『Pastel Sound Tokyo』プロジェクトもスタート。今後は、佐橋氏以外のミュージシャンの参加や多方面の方々とのコラボレーションも計画されているという。
■コメント
【SETA】SETAと申します。この度、このような新しい場所で新しいものづくりが出来る ことうれしく思います。音楽だけでなく、絵を描いたり、物語を書いたり、子どもの頃 から好きだった物づくりの全てをパステルネオンな渋谷の街で広げて行けたらと思います。
【佐橋佳幸】80年代半ばから、さまざまな音楽プロジェクトをサポートするお仕事を始めた僕は、当然バブル後期の“渋谷系”という音楽のムーブメントも経験していますし、その前後の、めくるめく時代の流れもすべて現場で体験してきました。
この度、ここ数年タッグを組んできた、常識のとらわれない“令和の渋谷系”とも言えるシンガーソングライターの“SETA”の作品を皮切りに、ミレニアム以前から、ご縁があった“よしもと”さんと、新たなレーベルを立ち上げることになりました。
東京城南地区生まれ&育ちの僕だからこその表現を、皆さまにお伝えできればと思います。