相模原殺傷事件の追悼式中止 新型コロナで 事件の日、園前に献花台設置へ

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 神奈川県は27日、新型コロナウイルスの影響で、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件の追悼式を今年は中止すると発表した。事件があった7月26日は、園前に献花台が設置される予定。

 追悼式は毎年7月に同市内のホールで開催し、遺族や職員ら600~700人が参加していた。園を運営するかながわ共同会の草光純二理事長は「誠に残念。亡くなられた方への想(おも)いを胸に抱きながら祈りを捧(ささ)げたい」とコメントした。

 事件は2016年7月26日に発生。横浜地裁は今年3月、殺人罪などに問われた元園職員の植松聖(さとし)死刑囚(30)に死刑判決を言い渡し、刑が確定した。【木下翔太郎】