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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、主要7カ国(G7)首脳によるテレビ電話協議に臨む安倍晋三首相=首相官邸で2020年3月16日(内閣広報室提供)

ワクチン・治療薬の国際普及狙う「特許権プール」提案方針 首相G7サミット出席へ

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 安倍晋三首相は、6月下旬に米国で開催される見通しの主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する方針を固めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ワクチンや治療薬が各国に普及するよう特許権を国際的に一元管理する「特許権プール」の創設を提案する。サミット出席に伴い、首相は帰国時、14日間の隔離が必要となる可能性がある。

 G7首脳は3、4月に2回テレビ会議を実施したが、対面形式が実現すれば感染拡大後初めて。米国は「正常化の象徴」として首都ワシントンでの開催を検討しており、ワクチン・治療薬の開発や世界経済回復に向けた協力を話し合うとみられる。トランプ米大統領が批判を強める中国への対応なども議題になる可能性がある。

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