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2018年10月にアウンサンスーチー氏(右)と記念撮影する大津定美さん=本人提供

「スーチーさんは小山さんを通して日本政府に好印象」 川崎殺傷1年 遺志継ぐ友人

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 川崎市多摩区で私立カリタス小学校の児童らが刃物を持った男に襲われて2人が死亡、18人がけがをした事件は28日で発生から1年を迎える。子どもを見送りに来て犠牲になった外務省職員の小山智史さん(当時39歳)を知る男性は、今も喪失感を埋められないままでいる。

 「もう1年もたってしまった。『小山さんだったらこういうふうにやるかもしれない』と考えることがある」。小山さんと10年来の交流があった神戸大名誉教授の大津定美(さだよし)さん(82)は今、改めて小山さんの存在の大きさを感じている。

 旧ソ連や東欧の経済が専門の大津さんは、1980年代半ばに日本に滞在したミャンマーの政治指導者でノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー氏と長年親交がある。2012年からは京都府のNPO法人「小水力発電をミャンマーの農村に」で活動し、現地のインフラ整備に尽力している。

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