宇都宮氏、都知事選に正式出馬表明…「困難抱える人に手を差し伸べたい」

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 元日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(73)=写真=が27日、東京都内で記者会見を開き、都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)に無所属で出馬する意向を正式に表明した。宇都宮氏は「新型コロナウイルスの感染拡大でしわ寄せを受け、社会的・経済的に困難を抱える人に手を差し伸べたい」と述べた。

 宇都宮氏は2012、14年の都知事選に立候補し、いずれも90万票超を獲得したが次点で落選した。16年の前回選でも出馬を模索したが、野党統一候補が別に決まったことから取りやめていた。宇都宮氏は「今回は政党との接触はなく、支援要請もしていない」などとしている。

 選挙戦では新型コロナウイルス対策として、医療体制の整備や休業に伴う補償の充実を掲げるほか、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致反対なども訴えるという。